ここのところ北海道へ行ったり来たりが続いております。
父親は相変わらず亡くなった母親が生きてると思っております。まず面会したときは「母さんは?」と聞きますが、父は「まだ見舞いに来ないな〜」と・・・それ以外は至って普通です。看護師さんに言われた事も良く覚えてますし・・・。今回は残念ですが、新たなバージョンが・・・
父:「お〜雄一〜 来たか〜」
私:「調子はどう? 母さんは来たか〜」
父:「まだ来ねえな〜 そろそろメシの時間だから・・・お前の分も頼んでおいたぞ。七時か八時に来るから」
私:「はあ〜? 誰に頼んだの〜?」
父:「看護師だよ〜」
私:「看護師の何さんだよ〜?」
父:「・・・・・・・・わかんね〜」
私:「どこの業者に頼んだの?」
父:「棒二か、さいか」(『棒二』と『さいか』は地元のデパート。しかも『さいか』はとうの昔に閉店。弁当の配送など致しておりません)
それを聞いてちょっと悲しくなりました。今回は父の施設入所に関して協力してくれた、お友達とその施設にご挨拶に行きました。そして、帰省したときに必ず訪問するところがありまして、それはご近所の『バイク屋』さんです。このバイク屋さんは高校生の時からお世話になっておりまして、帰省するごとに顔をだして話をしてきます。
今回も前の帰省から1ヶ月もたっていませんが・・・
私:「こんにちは〜」
親父さん:「・・・」
私の顔を見た時にすぐにわかりました!こりゃ〜俺の事を覚えてない顔だな〜。
親父さん:「何だ〜 電話か〜?」
私が電話の営業に見えたらしいのです・・・なんでだろ〜?
私:「三上だよ! もしかして覚えてないの? 前回来てから1ヶ月たってないよ〜!」
親父さん「あ〜あ〜 最近物忘れ多くてね〜」
物忘れ多くても以前は1年会ってなくても覚えていたものが、1ヶ月経たずに忘れるかな〜???
親父さん:「で、家売る話はどうなった〜?」
家売る話なんかしてねーし!
普段顔出す常連の方が罰悪そうにしてました。覚えていない人のところに居座って何の話をしたらいいのでしょう〜? 早速退散しました(悲!)
私が帰った後にどんな会話があったのか興味が湧いてきます(笑)私が思うに親父さんも軽度の認◯症だと感じました。そのうち良く会う人も忘れだすかも知れません。今回訪問できる場が一つなくなりました。親父さんが心配です。
mikami