「今朝、ギックリ腰になったんですが、明日会社なんで今日なんとかなりませんか?」
こんな電話がよくあります。ギックリ腰は腰部のどこかが損傷した状態である可能性が高いので、揉んでもさすっても良くなりません。揉んでさすって血行を良くしてしまうと余計に痛みが出る場合もあります。
ギックリ腰は普段から腰の状態が良くない人に多く発症します。いつも腰が痛いのに何もせず、ギックリ腰になるとあわててなんとかしようと考えます。ですが、怪我に近い状態ですので直ぐに良くなりません。ギックリ腰をおこした直後は除々に炎症が強くなりますので、半日くらいの間に何をやっても効果が期待出来ない場合も多々あります。
そんな時は歩行もままならない状態だと思いますので、無理に歩くのは傷口の治りを妨げます。ギックリ腰直後は安静にするのが一番です。二日、三日経つと炎症も治まりかけますので、そこから施術に入るのが良いと考えます。
ギックリ腰の初期は対処療法が主な施術になりますが、本来予防すべきものです。一度ギックリ腰を経験をしたら、そこから二度、三度繰り返す可能性が高くなります。
私の経験から、ギックリ腰を繰り返す人は痛いときだけ何とかしたい人で、痛くなくなるとギックリ腰の痛みを忘れる?人が多いように思います。繰り返すごとに悪くなります。
忘れてしまわないで是非、予防をお勧め致します。
mikami