最近また脊柱管の狭窄(脳からの脊髄神経が通る背骨の管の中が狭まる状態)の方々の来院が増えたようです。当整体院にいらっしゃる方々はだいたい神経性の間欠性跛行(歩いていると痛みやしびれで歩けなくなり、少し休むとまた歩ける状態になる)の症状を出しています。
「これまで何件か整体行きましたが、どこも一回目で門前払いでした」とご年配の来院者さん。どうしてか尋ねると、「五分とうつ伏せになってられないんですよ」と。「ウチの整体はうつ伏せになれないと施術できません」なんて言われるようです。
この方は神経性の間欠性跛行を持っていますので、前かがみになったり座ったりと、腰を曲げる動作で楽になるのですから、うつ伏せになった時は体幹が前かがみに近い状態を作ってやると症状はでません。うつ伏せ時にお腹や腰の付近にクッションなど入れてやり、うつ伏せで腰をくの字の状態を作ってやればうつ伏せになれます。(全てに適応しませんが…)
とまあ〜ちょっと間欠性跛行の理屈が分かっていると応用も効きます。この方順調に良くなっています。ただ、もしかしたら改善に限界があるかも知れません。どんどん進行している状態ですと、症状に歯止めがかからない状態になりますので、その時は手術を選択するのか、現状を維持のためにカイロの施術を受け続けるのか…というところになると思われます。(下図参照)