寝具、特に敷き布団は毎日使うもので、自身に合わないものや古いへたったものは腰痛になります。
敷き布団は背骨の生理的弯曲(人間が本来持っている背骨の弯曲で、背骨の椎間板とともに衝撃の吸収などをします)を受け止め、弯曲を崩さないようなものを選ばなければなりません。当カイロプラクティックでも敷き布団が腰痛の原因であった来院者さんが多数いらっしゃいます。
「柔らかい布団は良くないと言われたから、せんべい布団に寝ています」とか「もうスプリングマットレスは20年くらい使ってるかな」とか・・・これらはいずれも背骨の弯曲を壊すものです。
布団のせいで背骨の弯曲が壊れると、まず起床時に腰痛を感じることが多いようです。(下図参照)

初期のうちは歯を磨いてるうちに腰痛は治りますが、長く合わない布団を使っていると1日腰痛が治らなくなってきます。初期は夜に崩された弯曲がすぐに正常な状態に戻るのですが、長く合わない布団を使っていると背骨の弯曲が正常に戻りずらくなります。戻りきらないうちに、また夜を迎え問題の布団に寝る・・・この悪循環に陥り慢性腰痛の出来上がりです。
初期のうちは布団を正しいものに変えるだけで腰痛は治ります。悪化するとギックリ腰を起こすようになる方が多くいらっしゃいます。寝起き痛むが少し経つと痛みが消える・・・初期の段階ですから布団の交換のみで良くなるかもしれません。解決しない時はご相談ください。
