三上カイロプラクティック平塚整体院に通われてる女性のご主人のお母様が来院されました。ご主人はポーランドの方でご両親が日本に遊びにいらっしゃったということです。それで原因はわからないのですが、股関節痛が酷く来院されました。
足を床につけないくらい痛く、施術ベットでも姿勢を変えるのに一苦労です。
もちろん動かしてみる検査はできません(痛すぎて!)ので、打鍵器(検査のための小さなハンマー)で股関節を叩いてみるとかなり響くようです。『股関節の大腿骨頭にヒビか?』年齢は65歳。翌日は医療機関で検査を受けることを前提に施術をしてみます。
まず痛みで腰回りの筋肉が緊張しています。これは本来の痛みを倍増させることになりますので筋肉を緩めることにします。あと、片足がつけない状態で活動していましたので、歩き方もアンバランスになっていて身体の負荷のかかる部分も変化してるでしょう。おかしなバランスで歩いていると何でもないところまで不調をきたします。
腰回りの筋肉を緩めただけで、股関節の可動域(動く範囲のこと)がかなり広がりました。股関節にまつわる筋群をほぼ全て緩めて、打鍵器で叩くと痛みはかなり減ったようです。痛みの範囲が狭まると、本当の痛いところがわかります。本当の痛い部分がわかると原因も特定しやすくなります。
最後まで残った痛みは梨状筋(骨盤の仙骨部と大腿骨を繋ぐ筋肉)でした。梨状筋を緩めるのにウルトラサウンドなども使用しました。三回の施術後は痛みは無くなり観光も普通にこなしていたと息子さんがおっしゃっておりました。
施術中は日本語、英語、ポーランド語が飛び交っていました。『Boli(ボリ)』この言葉が飛び交っていました。それでお母様のお勧めでご主人、要するにご両親でいらっしゃったと。
本日5日に帰られるとおっしゃってましたので、最後ハッピーエンドでなりよりと思いました。