今日は少しまじめなお話を。
自分自身歳を重ねていき、若い頃にはあまり気にしなかった身体の事が現実に身にしみたり、両親の介護等を経験し、健康に歳を重ねる事の大切さを身をもって感じます。私がカイロプラクティックという施術を知るずいぶん前の事です。
私の母は中年になってから山登りをするようになり、同じような年代の方達の会に入り、会での登山やら一人で近くの山に登ったりと楽しんでおりました。また北海道犬を飼っていた事もあり、毎日の散歩でかなり歩いていました。この頃は足の筋肉も自然と鍛えられていたのだと思います。
愛犬が亡くなり山も登らなくなり、母は腰からのせいで足にしびれが出て、もっと歩かなくなり、骨粗しょう症にもなり、どんどん外に行くのが億劫になり、悪い方に循環していってしまいました。
歩く事という手軽で自分のペースでできる運動をするにも腰が痛い、膝が痛い、となり筋力を鍛える事もなかなかできない身体の状態になり、筋肉もおち、外や家での転倒等で気がつくと、ほぼ寝たきりの状態になんて事にもなってしまいます。
今、サルコペニアやロコモティブシンドロームと話題になっていますが、若い頃から筋肉量が減っていくのを防ぐ為に運動する事が大切ですが、それには身体のゆがみをちゃんと治してから正しい筋肉を鍛えていく事が大切です。
どんなに筋肉を衰えないように運動してもゆがんだ身体のままでは腰や膝を痛め、ちゃんと筋肉を鍛える事も出来ず、かえってその事で運動ができなくなったり筋肉を鍛えるどころではなくなってしまいます。
ウォーキングやスポーツジムやゲートボール等、家で手軽な足踏み運動や軽いスクワット等といろいろ楽しみながら筋肉を鍛え、寝たきりにならないように健康で楽しい人生を過ごしたいものです。
お勧めな運動として
片足立ち・・・左右各60秒ほどを1日3回ほど。不安定なら何かにつかまってやり大丈夫ならつかまらずにやるましょう。
プラスとしてやるなら、つま先立ち・・・両足で立った状態からかかとをあげて、ゆっくりとおろす。10回から20回1日2から3セット。
スクワット。・・・5から6回を1日3セット 両脚を肩幅より少し開き足先を少しそとにむける。曲げた時に膝が床に着いている足よりでないように。
運動をしててどこか痛くなったりしたら、やってるフォームを見直したり、スクワットの曲げるのを浅くするとか、転倒しないように必ず何かつかまるものがあるところでやりましょう。
身体のゆがみがあるまま、腰が痛い状態、膝が痛い等の状態ではやらないようにしましょう。
身体を整えてから身体を鍛えることが、大切です。
iwamoto