『膝の軟骨がすり減ったら』の巻

最近「膝が痛い!」と、いらっしゃる患者さんが多いです。私も体重が増えてから膝に痛みを感じる時がありますが、これ『いやーな痛みです』ね。痛い膝をかばってると、他が悪くなります。今回は特別にイラストレーターで図まで描いて説明してしまいましょう。

まず❶は正常な状態です。でも❷のように痛みが出たとします。だいたい左右の脚に体重が均等にかかっていなかったりが原因です。

この場合、『膝の内側』に痛みを感じることが多いのです。構造上内側により体重が乗ります。そして軟骨が削れるのも内側からです。もちろんこの段階で『痛み』を感じてるはずです。

そうすると❸のように進行して、結果❹のようになります。O脚状態です。

O脚になると尚いっそう進行していきます。この段階ではいわゆる『膝に水がたまる』状態になってるはずです。

❻は正常な状態です。青い部分は『関節包(かんせつほう:関節の潤滑剤が入っていて関節を包む袋のようなもの)』この中に『関節液』が入っています。関節液は透明で粘り気があり、関節の動きを滑らかにするためと、軟骨に栄養を与えるためにあります。

膝の関節が軟骨を壊すようになると、❺のように防御のためにより関節液を出そうとしますが、この時は潤滑のみの目的ではなく、感染症防止のための免疫細胞などが含まれ、粘り気は無くなり、ちょっと血が混ざったような色のようです。軟骨も削れ、関節液も本来の役目を果たせず、そうすると今度は『骨』が変形してきます。

これが『変形性膝関節症(軟骨が減りきって骨が削れて変形してる状態です)』です。お年寄りに多いです。

たぶんですが、もっと若い頃に膝が痛んだ時期があったはずですが、何も対策を講じなかった?のでしょう。一概に決めつけられませんが、これは『膝』だけが悪いのではなく身体のバランスの問題です。骨盤に問題があって左右の脚に体重が50%50%じゃなく、70%30%だったりするから膝関節に負担がかかるのです。『変形性膝関節症』になってしまってからでは手遅れです。予防は簡単です。

骨盤を治して身体の真ん中に重心が来るように調整します。そして今すでに『膝』に痛みを感じてるならば『膝の牽引』です。

脚が浮くくらいの所に座り、くるぶしより上に手をかけ『ゆっくり下側に体重をかけます(自分では出来ませんので誰かにお願いします)』数秒体重をかけたら緩めます。これを数回繰り返します。隙間の無くなった関節に牽引を加える事により、関節を開いてやります。

関節がちゃんと開くと『膝に水がたまってる』人はだんだん水が無くなります。身体は『水』を出す必要がなくなり、今たまってる水も吸収されてなくなります。

実行してみてください。わからない時は聞いてください。

いやいや、やっとカイロプラクティック屋のブログになりました。

 mikami

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