平塚で整体院をはじめて１５年になろうとしています。それまでリーマンをやってました。通勤で東京の田町や芝浦、神楽坂などへ通勤していました。

３０歳で会社をやめまして、この世界に入りました。他の整体院の先生方は『昔スポーツで身体を壊しお世話になったので、私も同じ道を歩む事にしました・・・』立派です。皆さんの共感を得る模範的な説明です。

私は違いました。私も「昔スポーツで身体を壊しお世話になったので・・・」と言いたいところなのですが、嘘は嫌いなので正直にお話ししますと『自営業をしたかった』と言う事です。

サラリーマン時代はいろいろ挫折や人間関係の問題等も人並みに味わいました。何より興味の無い事に一生懸命になれる性格ではないので正直サラリーマンには向いていなかったようです。

学生時代をへて就職して一年も立たないウチに自分で何かやりたいと考えるようになり、バイクが好きでオートレースの選手に応募したり（センスが無いようで、当たり前のこと試験は落ちました）。たいした才能も無いのに、だいそれた事を考えてはイケナイ！と思い、３０歳までリーマンしてました。

しかし、またフツフツと自分でなんかしたい病が発症！

この仕事に巡り会えました。全日制の学校なので日中仕事をする事が出来ず、夜はパートに出ました。なんせマンションのローンなんかありましたから・・・。夜は時給が良いのです。鎌倉の◯◯電気という大手企業のパートです。夕方六時から入って翌朝の六時まで・・・そして家に帰り風呂に入ってご飯食べて午前中に学校へ・・・。

正直辛かったです。週末には人一倍睡眠が必要なこの身体は言う事を聞いてくれなくなります。そんな事を続けてカイロプラクティック学校を卒業しました。高校時代の友人と帰省するとお酒を飲んだりしますが、ほとんどは会社員です。

友人：「おまえ商売してるんだって？凄いね〜」

私：「なんで凄いの？」

私にしてみれば色々なしがらみで自由に振る舞えない会社員であることを続けてる方が尊敬に値します。私は絶えられなくてやめた人間ですから。でもしんどい時もありますが自分は今の生活が好きです。気がついたら１５年たとうとしています。今の仕事に巡り会えた事に感謝です。

mikami