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カイロ整体でアレルギーに対応の画像
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アレルギーとはどういうものか?

細菌やウイルスなどの異物(抗原)(*1)が身体に入り込むと、免疫反応(*2)で身体は抗体を作ります。そして抗原を無力化しようとします(抗原抗体反応:こうげんこうたいはんのう)。その抗原に対して作られた抗体は記憶され、また侵入された場合に素早く対処できるようになります。その生理機能(*3)が特定の抗原に対して過剰に働く免疫反応をアレルギーと呼びます。

アレルギー疾患は外部から侵入した抗原に対する過剰な免疫反応の疾患です。ちなみに自分自身の身体を構成する物質を抗原として起こる疾患を自己免疫疾患(*4)と言います。 リューマチなどは自己免疫疾患の代表格です。

抗体とは異物(抗原)が身体に入ると、その異物(抗原)のタンパク質に反応して身体から排除するためのできる対抗物質。

免疫反応は身体が勝手に行います。この反応が暴走すると身体に害を及ぼします。

アレルギーの発症要因(遺伝によるか、環境によるか?)

遺伝的な要因として両親にアレルギー疾患があれば確率的に子にもアレルギー症状が現れます。それ以外には環境要因がありますが、こちらの方が要因として大きな影響があると言われています。

1970年以降、スギ花粉による花粉症の方が増えてますが、これは戦後の杉植林事業により、ちょうど花粉量が多くなる樹齢30年に達した造林面積と一致するといわれています。杉造林面積の増加に伴って飛ぶ花粉の量に人の免疫系がついていけず、花粉症の方が増える結果になっているようです。

アレルギーは遺伝します。それとスギ花粉の量に人の身体がついていけずに花粉症の人が増えているということです。

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花粉症・アレルギー性鼻炎・・・アレルゲンとは?

過剰な抗原抗体反応(*5)によりアレルギーはおきますが、その抗原をアレルゲンと呼びます。ダニやスギ花粉が代表的なアレルゲンと呼ばれています。

抗体にはIgG(免疫グロブリンG)、IgM(免疫グロブリンM)、IgA(免疫グロブリンA)、IgD(免疫グロブリンD)、IgE(免疫グロブリンE:ダニやスギ花粉に対して作られる抗体)五種類あります。これらの抗体の役目は抗原との結合、貪食細胞(*6)の活性化の主に二つです。

抗体という名称は抗原に結合するという機能を重視した名称で『免疫グロブリン(immunoglobulin)』とよばれ、『ig』と略されます。

ダニやスギ花粉に対してはIgE抗体が作られ、肥満細胞上のIgE抗体と結合します。結合するとヒスタミン等の炎症の原因となる物質が放出されてアレルギー症状が発症します。

アレルゲンが侵入しますとすぐに反応します。そして、鼻粘膜で鼻水、鼻づまり、くしゃみ、結膜では充血やかゆみとなります。

肥満細胞(ひまんさいぼう):ほ乳類の結合組織や粘膜下組織などにある造血幹細胞由来の細胞(炎症・免疫反応などに重要な役割を持ちます(人の肥満とは関係ないようです))。

アレルギーとどのようにつき合うか?

アレルギーはQOL(クオリティー・オブ・ライフ (生活の質))を低下させます。原因となるアレルゲンがわかったら、それをなるべく排除しなければなりません。

スギ花粉が原因であれば、花粉防止の眼鏡やマスクをし、自宅に帰ったら衣類に付いた花粉をおとし、外に洗濯物を干さないなど・・・。 

ダニがアレルゲンである場合は、こまめな掃除、湿度を下げるなどなど・・・。身体のゆがみは自律神経の働きを低下させます。その結果正常な免疫力の低下等を引き起こします。偏らない栄養バランスや運動もアレルギー対策には効果があると考えられています。

アレルギーは生活の何かの場面でも出てきます。仕事や睡眠の邪魔であるし、しょっちゅう鼻かんだり…ストレスの原因にもなります。

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細胞性免疫

リンパ球(白血球)は骨髄(*7)で前駆細胞(*8)が産生されます。T細胞は胸腺(*9)に移動して成熟し、B細胞はそのまま骨髄で成熟します。

T細胞:抗体で敵と示された抗原やその抗原に乗っ取られてしまった細胞も殺してしまいます。(胸腺(Thymus)の頭文字を取ってT細胞)

B細胞:他の免疫細胞が抗原を攻撃する目印となる抗体を産出して、間接的に身体を守ります。一部は記憶細胞として同じ抗原が身体に進入した場合にすぐに抗体を産生できるようにします。(骨髄(Bone marrow)の頭文字を取ってB細胞)

非特異的生体防御機構 と 特異的生体防御機構

非特異的生体防御機構(ひとくいてきせいたいぼうぎょきこう):好中球やマクロファージ等、抗原や感染した細胞の貪食。正常ではない細胞を破壊するナチュラルキラー細胞。ヒスタミンやセロトニンを放出して細胞の損傷を修復したり・・・一般的な防御機構です。

特異的生体防御機構(とくいてきせいたいぼうぎょきこう):能動的免疫と受動的免疫があり、能動的免疫は生活環境から自然と得たり、予防ワクチンなどから得ます。受動的免疫は胎児が胎盤を通じて母親から得るように、別の個体から抗体をもらったりする事です。 

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乳幼児期にペットなどの動物と暮らす環境

乳幼児期にペットなどの動物と暮らす環境にあると、アレルギーやアトピーなどになりにくいと言われています。

動物にはさまざまな細菌などが付着しており、そのような動物と暮らすということは動物の持つ細菌も身体に取り込むことになります。乳児期二、三歳までにそのような細菌などが身体に入り込み、その人間固有の正常細菌叢(*10)を作ります。

将来身体に害になる細菌などが身体に付着したり入り込んだりした時は、それらの正常細菌叢が害になる細菌などの繁殖などを防いでくれる関所になります。

それでも、成人して固有の細菌叢ができていても、それらの細菌叢では防げない場合も多々あります。外部からの細菌などの多くは口や鼻から入ることが多いと思います。皮膚も怪我をしたりいつも荒れたりしているとその傷口から侵入してきます。傷口から入り込む場合はすぐに血管に入り込みやすくなります。口からの場合は胃酸などの強力な酸性が雑菌などを排除してくれます。

乳幼児期に様々は細菌に触れていると将来強い免疫力がつきますが、そのような細菌やアレルゲンに触れていなかった場合は抵抗力がなくなります。それで成人してからアレルギーやアトピーに悩ませられることになります。

最近は子供が生まれると大事に清潔に育てようとします。もちろんそれは良いことなのですが、清潔にしすぎて先に書いたような雑菌に触れる機会がなくなります。そうすると将来免疫力の弱い身体になるやもしれません。清潔すぎるのもほどほどが良いようです。

私が幼少の頃は、砂場で遊んでると何やら石のようなものが…などどつまんで見ると『ネコのウ◯チ』 だったり。しかもそんなもの掴んだのも忘れて、そのまま手も洗わずご飯を食べたり…これは不潔すぎますか?(笑) 幼少の頃はきれいすぎるのも、ほどほどが良いということです。

あまり清潔にし過ぎもどうかと思います。免疫力が落ちてきます。私は劣悪な環境で育ったので(言い過ぎか?親に悪いよね(笑))、ちょっとやそっとでは病気になりません!(笑)

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*上記図と文章は当整体院独自の見解です。結果を保証するものではありません。

抗原(*1)(こうげん):生体内に入って来た異物のことです

免疫反応(*2)(めんえきはんのう):外部からの侵入者から身を守る目的で、生体内で起こる反応

生理機能(*3)(せいりきのう):生物体が生きているために起こるさまざまなからだの現象や、生きていくためのからだの機能。呼吸・消化・排泄・血液循環・体温調節・代謝などの働き。または、その仕組み

自己免疫疾患(*4)(じこめんえきしっかん):本来は病原体から体を守るはずのものが、免疫システムに異常を来して自身を攻撃してしまう病気

抗原抗体反応(*5)(こうげんこうたいはんのう):免疫反応で身体は抗体を作ります。そして抗原を無力化しようとします

貪食細胞(*6)(どんしょくさいぼう):食作用を持つ細胞の総称。白血球の好中球、マクロファージなど

骨髄(*7)(こつずい):骨の中にあ理、主に赤血球、白血球、血小板を作る

前駆細胞(*8)(ぜんくさいぼう):いろいろな役割のある細胞に分化する前段階の細胞

胸腺(*9)(きょうせん):胸の奥にある器官でリンパ球の生成に関与しています

正常細菌叢(*10)(せいじょうさいきんそう):健康な人は、体内や体表面に生息している微生物の大半とうまく共存して、 常に体内の決まった部位に集団で存在している微生物のこと

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