■ 自律神経失調症は身体の歪みが原因?
人間の身体は普段、ストレスや気温の変化などの刺激にさらされておりますが、それらに対して身体の状態を一定にしようとする働きがあります。それらは人間が意識することなく生命を維持させるために勝手に働いております。体温の調整や内蔵の動き、血管の収縮や拡張、呼吸、ホルモンの分泌などがそうです。意識しないでも交感神経や副交感神経の働きで身体が勝手に良い状態を保とうとします。
ところが精神的ストレスや身体の不調が長く続くと、これらを調整する機能が乱れてきます。少しの乱れは身体が元に戻せるのですが、大きく乱れると自力で回復することができなくなります。自律神経の中枢である視床下部は怒りや不安などの情緒行動に関わっているので心の問題にも発展し影響します。
私など口内炎が出来て一日もたたないうちに不機嫌になります。これは身体の不調が精神に影響をあたえている状態です。
一般的に原因は
- 体質的に自律神経系が不安定である
- 仕事などで過労やストレスがたまっている
- 環境の変化
- 生活リズムが不規則
- 女性ホルモンの影響
上記がおもに自律神経失調症の原因とされております。
■ 自律神経失調症にカイロプラクティックや整体は有効
身体の構造的なものが原因である自律神経失調症であるならカイロプラクティックや整体は適応症です。
身体の構造的な原因、身体の歪みなどは医療機関での検査ではわかりません。つまり自律神経失調症と診断されます。有効な治療がわからず時間が経過して行けば、ずっと身体の不調と暮らすことになります。そうすると辛い症状による精神的ストレスを生みます。精神的ストレス、身体の構造的原因が解決されなければ、『うつ病』にもなりかねません。身体の不調が原因である場合の自律神経失調症は防ぐことは可能です。結果、そこから移行する『うつ病』も防ぐことが可能だと考えます。
たとえば下記の表の『頭痛』でしたら、「頭痛がし、吐き気までするので病院に行きました。MRI等検査もしましたが、異常なしと診断されました。でも頭痛があり吐き気も相変わらず…」など患者さんはお話ししますが、骨盤を調整し、両肩の高さや頭の傾きをそろえると、病院では異常なしと診断された頭痛が無くなり吐き気も止まるケースが多々あります。
『疲れやすい』や『フラフラする』等も身体のバランスが悪いせいである場合が多いです。疲れやすいのは姿勢が崩れ、対称であるはずの左右の筋肉が身体の歪みにより、左右の片方だけ負担がかかってたり、またフラフラするのも仙骨と頚椎がアンバランスで、身体のバランスを取るのが難しいと、ふらつきをおこしたりします。(医療機関ではメニエール病と診断されたりします)。身体の歪み等は医療機関では重要視しません。医療機関で『異常ありません』と言われてなお、つらい症状が続いていけば精神的ストレスになります。つぎに待っているのは『うつ病』かもしれません。
本来早い段階でしたら『頭痛』『疲れやすい』『フラフラする』などカイロプラクティックや整体で解決出来るはずの症状なのに、解決できず時間が経過しすぎればさらに重い状態になるかも知れません。
身体の歪みを正すという事は、『自律神経失調症』や『うつ病』の予防にもなると言えます。

■ 自律神経反射(求心路:脳に向かう情報 遠心路:脳から出る情報)
たとえば施術中に腰椎の調整をしたり、腹直筋を緩めたりしていると、お腹がグルグル鳴り腸が動き出したりします。これは『体性ー内蔵反射』といいます。他に『内蔵ー内蔵反射』『内蔵ー体性反射』があります。
頚部動脈には血圧を感知するセンサーがあり、これらの情報を求心性自律神経を介し脳に送り血圧の調整をする、など(内蔵ー内蔵反射)他にも多くの反射があります。このように常に身体は生命を維持させるために働きますが、身体が歪められると背骨が曲がり(脊髄が入っています)骨盤も歪んでいる(骨盤内蔵が歪められる)状態が長く続くと交感神経と副交感神経のバランスが乱れます(どちらかの影響が常に強く出たりします)。上記の図にもあるように、各臓器と中枢は連絡しています。医療機関で原因がわからない場合は『自律神経失調症』と診断がでます。医療機関の治療では、心療内科の通院、そして薬物療法など行われます。思ったような効果が感じられない場合は身体が歪んで自律神経の働きがうまくいっていない状態である場合があり、そのときはカイロプラクティック療法も選択肢に是非入れてみてください。
*身体の歪みは自律神経に影響してきます。
| 全身症状 | 疲れやすい、だるさ、めまい、立ちくらみ、微熱、不眠、食欲不振、フラフラする、カラダがほてるなど。 |
| 精神症状 | イライラする、気がめいる、怒りっぽい、集中力や意欲がない、やる気がでない、注意力がない、些細なことが気になる、不安感が強いなど。 |
| 頭 | 頭痛、頭が重いなど。 |
| 目 | 目が疲れる、痛い、開かない、乾く、涙目など。 |
| 耳 | 耳鳴り、耳に何かモノがつまっているように感じるなど。 |
| 口 | 口が渇く、口の中が痛い、味覚がおかしいなど。 |
| のど | のどがイガイガする、つまる、異物感があるなど。 |
| 呼吸器 | 息切れ、息苦しいなど。 |
| 心臓・血管 | 胸が苦しい、痛い、動悸、血圧の変動など。 |
| 消火器 | 吐き気、便秘、下痢、おなかがはる、ガスが溜まるなど。 |
| 皮フ | かゆい、乾燥する、汗が多く出る、汗がでない冷や汗など。 |
| 筋肉・関節 | 肩や首がこる、痛い、関節がだるい、力が入らないなど。 |
| 手足 | しびれ、痛み、冷え、ほてりなど。 |
| 泌尿器 | 頻尿、残尿感、尿がでにくいなど。 |
| 生殖器 | かゆい、インポテンツ、月経不順など。 |
■ カイロプラクティックでの自律神経失調症に対する施術は?
まずは病院での検査をお勧めいたします。自律神経失調症に伴う症状は元が内科系の問題である場合もあります。とは言えほとんどの方が病院では「どこも悪くありません」と言われカイロプラクティックや整体に行くケースがほとんどです。
施術はまず骨盤、背骨の調整がメインです。身体の歪みが原因である自律神経失調症は、まず身体のバランスを取ることが第一です。精神的な症状でも身体の不調が改善されれば良くなります。
■ 自律神経失調症の予防は?
食事はビタミンB群。神経の働きを正常にする効果があります。あとは生活リズムが乱れている方はそれらを正します。あと早寝早起きでしょうか。副交感神経は身体の修復に関係しています。早寝することで悪い所を修復する力が正常に働くようになります。
頭が傾いていたり、肩の高さが左右違っていたり、脚の長さが違っていたら、それらを正しましょう。自律神経失調症になるかも知れません。
サーカディアン リズム:概日リズムといいます。身体の24時間のタイムスケジュールのようなものです。簡単に言えば、日が昇れば起きて活動し、日が沈めば寝るです。脳波やホルモン分泌、細胞等の修復などにも関係しています。最近は夜遅くまで、パソコンやゲーム等、昼と夜が逆転している若い方々が多くおりますが、本来のリズムと違った生活を続けると、朝起きるのがキツイとか夜寝られないなど、ホルモンの分泌や身体の修復力、免疫力の低下など身体のバランスが乱れ、元に戻すのが大変になります。
身体の歪みを整え、規則正しい生活が確実に自律神経失調症の予防になります。実践してみてください。
■ 自律神経失調症にからむ不定愁訴
全身倦怠感、易疲労感、ふらつき感、めまい感、熱感、睡眠障害、性欲障害、頭痛、頭重、肩凝り、背腰痛、しびれ感、のぼせ、動悸、胸痛、苦悶感、四肢熱感・冷感、呼吸促迫、息切れ、息苦しさ、喉頭閉塞・異物感、咳、食欲不振、かわき、悪心嘔吐、胃部不快、腹痛、膨満、便秘/下痢、発汗、寝汗、かゆみ、乾燥、頻尿、排尿困難、インポ、月経障害、眼精疲労、耳なり、精神症状(不安、緊張、焦燥、抑鬱、心気、集中困難、意欲低下、記銘力低下)
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